香りは素晴らしく複雑で全てを表現している。シャクヤク、バラ、スミレなどフローラルの特徴的な香り。リコリス、バニラ、コリアンダーのスパイスの香り。ラズベリーやカシスのような赤や黒系果実の香り。下草、メンソール、カットしたフレッシュハーブなどの植物の香り。革やジャコウのエキゾティックな香り。そして、キャラメルやチョコレートなど、全てが混ざり合わさる。ワインは熟成すると、より土(腐葉土や湿った下草)や、動物などの野生のニュアンスが感じられる。とてもなめらかでベルベットのようなタンニンは、力強さと深みをもつミネラルによって支えられている。この特級ワインは最も官能的で複雑なワインである。

原産国:　フランス　ブルゴーニュ
造り手:　アンヌ・グロ
タイプ:　赤・フルボディ/官能的
品種:　ピノ・ノワール100%

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【アンヌ・グロについて】
ブルゴーニュの名門グロ一族の中でも非常に注目されているドメーヌ・アンヌ・グロ。アンヌはジャン・グロの弟であるフランソワの娘で、1995年から父の後を継ぎ、ドメーヌの当主となった。約6haのブドウ畑からクオリティの高いワインを作りだしている。そのワインのクオリティの高さでヴォーヌ ・ロマネを代表する生産者として絶大な評価を受けている。近年では、果実味の詰まったピュアで気品のあるスタイルはそのままに、溌剌とした力、健康的でわかりやすいおいしさ、親しみやすい上品さで、多くのファンを獲得している。ACブルゴーニュからグラン・エシェゾーに接する素晴らしい区画のクロ・ヴージョ、そして偉大なリシュブールに至るまで、輝きに満ちた素晴らしいワインを造り出している。