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シラーの茎を成熟させることが非常に難しいので、全て除梗して醸造。
ニコラ「ミッテルベルガー社製の新樽を熟成で1/3使って いるが、樽の匂いがつきすぎない良い樽メーカーだ。ラックはその名の通り、カラマニー湖(湖=Lac)が近くにあり、カニグー山のすそにある、モンロドンよりも少しだけ標高が高い。コルナスを思わせる雰囲気で、詰めたてはしばらく還元していたので、開くには今回の3キュヴェの中では一番時間がかかるだろう。」
ブドウはシャトー・ド・ゴール所有のラ トゥール・ド・フランスのエリアの畑から。
セメントタンクで3週間マセレーション1年間樽熟成
原産国: フランス ラングドック
造り手: シャトー・ド・ゴール
タイプ: 赤・ミディアム
土壌: 粘度石灰土壌
品種: シラー100%
酸化防止剤無添加
*ワインの品質保持のため、
夏季配送はクール便に変更させていただく場合がございます。
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【ニコラ・ルナール(シャトー・ド・ゴール)について(インポーター資料)】
ニコラ・ルナールから「リムーで僕がコンサルタントをするワインがあるのだけれど、興味ある?」と、またしても突然話が降ってきたのが2021年の夏。シャトー・ド・ゴールという生 産者のコンサルタントをすることになり、2021年VTの醸造からリムーでのワイン造りを手伝うことになったという。シャトー・ド・ゴールは50ha以上の畑をワイナリーなので、オー ナーのピエール・ファーブルと話し合いながら、少量ずつニコラの考えるワイン造りをしていくことになるだろう、という話だった。 大きく不安に思いながらも、ニコラの手掛けるグルナッシュ、シラー、シュナン、シャルドネ、ペット・ナットなどなど、期待せずにはいられないフレコミで、ラシーヌからNOという返 事をすることはありえなかった。ピエールもラシーヌにニコラの関わったワインの紹介については積極的で、まだ出来上がっていないワインの購入が決まった。 2022年春に試飲した、熟成中のワインは、生産地が違ったとしても、ニコラ作のワインだと納得のいくものだった。しかしその頃からお互いに意思疎通が難しくなってきている、とニ コラとピエールのやり取りをラシーヌが介することが多くなった。片や50haの畑を所有するワイナリーのオーナーと、片や年産10000本に満たないワインを洞窟で生産する風来坊。わか り切っていたことなのかもしれないが2022年の夏に二人の共同プロジェクトは解消してしまう。「ワインにおいてブドウ栽培が何よりも大事で、醸造で出来ることは何もない」とワインの造り手はしばしば口にする。とはいえ誰がどのように、どこまでワイン醸造に関わってきたかも 同様に重要な要素であることには疑いが無い。 共同プロジェクト解消の2022年夏時点で、ラシーヌが購入を約束していたワインは全てシャトー・ド・ゴールにて熟成中で、それらのワインの原料となるブドウの栽培にニコラは関わっ ていない。ラシーヌとしてはワインの醸造から瓶詰までだけでも、ニコラに完結してもらわなければならない。ピエールとニコラを根気よく説得し、2022年11月にニコラの監督の元、赤 ワイン(グルナッシュ1種とシラー2種)の瓶詰めをしてもらうことが出来た。白ワインとペット・ナットについては、ニコラの手による瓶詰をすることが不可能だったため、購入を断 念。 プロジェクトの立ち消えは残念でならないが、もしまた同じような話があったら何度でも乗ってしまいたくなるような夢のあるプロジェクトだった。赤ワインすら到着しなかったらと思う と気が気でなかったが、ワインは無事入港し日本市場に紹介できる運びとなった。
上記のような理由から100%ニコラのワインとは言えないかもしれないが、収穫から瓶詰までニコラの監督の元で行われた。「収穫のタイミングは出来上がるワインの方向性を決定づける 重要な事項だ。ロワールと醸造所のあるリムーを行き来するのは大変だったけれど、瓶詰まで責任をもって行うことが出来たし、素敵な人たちに出会うことが出来た。最終的にはド・ゴー ル側とのやり取りが難しくなってしまったが、最後まで僕を信じて指示通りにワインの管理を行ってくれたマチューと、ド・ゴール敷地内で民宿を営むブノワとテレーズには感謝してもし きれない。」とニコラ。
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195821
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