2020年の気候は暑く乾燥していました。粘土石灰で育つソーヴィニヨンブランをプレスし、ステンレスタンクで3ヶ月発酵、そのまま マロラクティック発酵・熟成しました。

スウィーティやグレープフルーツのフレッシュなアロマの後、ミントやフレッシュハーブが香ります。すっきりしたアタックにピールの酸味やグレープフルーツの白い皮のほろ苦さがアクセントとなりアフターへと続きます。

原産国:　フランス　ロワール
造り手:　フランス・ソーモン
タイプ:　白・フルーティ
土壌:　粘土石灰
品種:　ソーヴィニヨンブラン100%(トゥーレーヌ産)
アルコール度:　13%


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【フランス・ソーモンについて】
ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がるACモンルイは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産しております。M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをはじめ色んな生産者がこのACの認知度を高めてきました。フランツ・ソーモンは2002年からワイン造りを始めた醸造家で、今ではDomaineだけの生産量では足りなく2009年からネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。無農薬の農法に興味が有り、シュナンブランに挑戦したいとモンルイを選びました。畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態でした。予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3haは借りました。この3haも将来的に購入予定です。4haをたった1人で化学肥料から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?本当に朝から晩まで畑とにらめっこです。このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取れたブドウは格別です。今ではもう大御所の仲間入り、Gregory Leclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、若手醸造家を育てどんどん指導する立場に回っているのです。丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ醸造家です。