◆まんさくの花【頒布会　巡米酒シリーズ　雄町70】

まんさくの花「巡米酒」とは、「日本酒造りの要諦は、米に由来する香味を大切にし、たとえ雑味があってもそれを活かしてまとめ上げ、全体の調和を図るべき」との考えに基づき、極力米を磨いて雑味を排除する従来の吟醸造りから脱却し、使用する酒米以外全て同一条件(精米歩合70%・秋田12号酵母・麹・仕込配合・原酒・一度火入れ・低温瓶貯蔵)で製造し、酒米の違いを飲み比べて頂こうとチャレンジしているお酒です。

酒米は秋田県を代表する3種と日本を代表する西日本の3種を選抜し、約2カ月ごとに酒米を変更して発売いたします。

7月「雄町」、9月「美郷錦」、11月「愛山」、令和2年1月「酒こまち」、3月「亀の尾」、5月「山田錦」の発売予定です。

◆7月　『雄町(おまち)』

日本最古の酒米であり、酒米の始祖。現存する酒米の約半数「雄町」の子孫にあたるというから驚きです。給水速度が特に早く、小スケールに分けたうえで秒単位の吸水が求められる酒米です。
丁寧な仕事と酒造りに対する情熱をこの酒米に注ぎ込み、透明感と力強さが両立する雄町の魅力を最大限引き出せるか。
酒蔵として腕の見せ所だと思います。
最近では雄町を愛してやまない「オマチスト」なる人々が急増しています。
それだけの魅力をもつ酒米です。

甘みがありますが、透明な甘みではなく旨みのある複雑な甘みです。

原材料 : 雄町
精米歩合 : 麹45%、掛70%
日本酒度　:　+1.5
酸度　:　1.8
アルコール分　:　16.6%
産地:秋田県　日の丸醸造

保管方法:なるべく冷蔵庫(生詰)
*夏場はクール便推奨